窃盗事件に関する質問

質問①

友人の誘いで、居酒屋で飲み会に参加しました。参加人数は男性5人、女性3人です。

飲み放題との事から、最初に生ビールで乾杯。其の後は、芋焼酎を友人に注がれるままに、薄めずにジョッキで5杯は飲んだでしょうか。飲み会が始まり2時間くらいしてからか、主催者が帰ったので、私も退店しました。

自宅までは、徒歩で20分くらいです。自宅に入り直ぐ気持ち悪くなり、4回くらい嘔吐して、寝てしまったのです。

何時間を寝てたのか?電話に気付き、電話に出ると、私の右側にに座っていた人のバッグと車のキーが無い、持って行ったならば返してとの事です。居酒屋には警察も来たとの事です。私は直ぐに居酒屋近くの交番に連絡して、居酒屋に行きました。

警察官の話しと、バッグと車キーが無いと言った人の話しでは、店内のビデオを見れば分かるとの事です。しかし、私と右側の人との間には、私の帽子を置いたし、私は、バッグと車キーを目にした記憶も無く、更にバッグと車キーを持って退店しました記憶も、帰宅途中で、どうこうした記憶がないのです。

帰宅後は、一晩中考えましたが、記憶がないと言うのか、分からないのです。勿論の事ですが、ビデオに録画されてれば逮捕ですね。

現在は、生活保護でして、弁護士費用も問題です。良きアドバイスをいただきたいのです。

 

弁護士の回答

防犯カメラに映っていれば、犯人の特定は可能でしょう。

もし相談者様が、他人のバッグを誤って(もしくは故意に)持って帰ってしまったとすれば、相談者様に記憶がある・ないにかかわらず、謝罪をし、被害弁償をすべきです。記憶が蘇らないのであれば、防犯カメラの分析を待つほかありません。

しかし、可能な限り、記憶を喚起しましょう。誤って持って帰ったのであれば、一刻も早く謝罪をすることによって、刑事事件となって逮捕されるリスクを下げることができます。

バッグや車キーをどこに放棄したのかも思い出せるに越したことはありません。持ち帰ったことを思い出せた場合は、正直に話していきましょう。もちろん、持ち帰っていないことに確信が持てた場合は、しっかりとその旨主張していきましょう。

バッグを盗っていないと主張していくことになるのであれば、警察による取調べへの対応に注意が必要です。事実と異なる調書を作られないよう最善の注意を払いましょう。

弁護士費用の捻出が困難であれば、弁護士による無料相談を利用するとか、国選弁護制度を利用するなどの方法が一応考えられます。

当事務所も、刑事相談は初回無料としておりますので、お気軽にご相談ください。

 

 

質問②

万引きで懲役1年執行猶予3年保護観察付き中に再犯をし、求刑懲役1年2ヶ月のところ、昨日「懲役8ヶ月」の判決が出ました(被害金額630円・弁済済)。

私は摂食障害・強迫性障害・クレプトマニアを患っており、精神鑑定医・医師の診断書・意見書も提出し、入院し治療効果を示して罰金刑を求めましたが叶いませんでした。

今の環境のまま社会内で治療継続の必要性を訴えるべく控訴を考えております。

懲役刑から罰金刑に減刑を目指し治療的司法の重要性をアピールします。

控訴審での罰金刑獲得は難しいでしょうか。

アドバイスをお願いいたします。

 

弁護士の回答

保護観察付きの執行猶予期間中に再犯に及んだ窃盗被疑事件において、クレプトマニアの治療を継続するべきとして罰金刑とされた裁判例をはじめとして(東京高裁平成28年5月31日判決)、近年はクレプトマニアの治療を行うことが再犯防止につながるとの理解から、罰金刑となるケースも出てきています。

そのため、本件も罰金刑となる可能性はあるでしょう。

しかしながら、上記裁判例は、罰金刑とすることが「裁量を逸脱したものであるとまでは直ちにいえない」と判断しています。

つまり、同種事案において罰金刑とするか実刑とするかは、個々の事案における事情を検討した裁判官の裁量次第ということです。

そのため、本件では明らかに事情が考慮不十分であると控訴審が考えなければ、第1審の判断が尊重される可能性が高いのではないかと考えられます。

記載されているご質問内容を読む限り、第1審の弁護人はしっかりとした情状弁護を行なっているものと見受けられます。

そのため、控訴審でクレプトマニアに対する理解が進んでいる裁判官に当たれば、罰金刑となることも考えられますし、被告人が控訴した場合には第1審よりも重い刑とされることはありませんので、控訴して戦ってみることも考えてよいと思います。

しかし、第1審で実刑判決が下っていることを踏まえると、見通しは厳しいと考えておいた方がよいでしょう。

 

 

質問③

出会い系で会った女の人に性行為の代わりに二万円を渡して、性行為した。

その後、女の人がお風呂に入っているうちに、渡した二万円を自分の手元に戻し、何も言わず帰った。

そのあと、さすがにだめだ。と思い、女の人からも連絡が来てたから会って、二万円を返した。

しかし、女の人は、訴えるかもしれない、大学にも親にも連絡がいくかもしれない。

もう弁護士に調べてもらっている。と言われた。

女の人に謝罪した。女の人はまた連絡すると一言言って去っていった。

僕は捕まりますか?そして、いくら相手に払えば許してもらえますか?

 

弁護士の回答

窃盗罪の法定刑は、10年以下の懲役または50万円以下の罰金であり(刑法235条)、決して軽微な犯罪類型ではありません。

被害者が被害届を出した場合、被害額の多寡や被害者の被害感情等にもよりますが、逮捕される可能性が十分にある犯罪です。

仮に逮捕されなかったとしても、取り調べを受け、場合によっては起訴されることもあります。

本件での被害額2万円は、決して少額とは評価されないものですので、逮捕・起訴の可能性が低いとはいえません。

ですが、窃盗罪は財産に対する犯罪ですから、被害者に被害弁償をするということが重要です。

相談者の方は、既に2万円を返しているとのことですので、被害弁償が済んだ状態となっており、逮捕・起訴の可能性は多少下がると考えられます。

ただし、被害弁償をしたことを警察に示せなければ意味がありませんので、被害弁償が成立したことを書面で残しておくべきです。

また、被害弁償に加えて示談に応じてもらうことで、逮捕・起訴の可能性を下げていくことも考えられます。

刑事事件における示談は、一定の金銭支払いによって、被害者の処罰感情を低下させ、被害届の取り下げ等を目指して行うものです。

示談をする際には、示談金の総額等を明確にし、事件を蒸し返されないようにするため、様々な条項を入れた書面で合意することが望ましいです。

被害者が示談に応じてくれるかどうかは分かりませんが、「被害届を出さない、または、既に出している場合には取り下げる」という趣旨の条項を示談の合意書に盛り込むことで、逮捕・起訴の可能性をより低くすることが見込めます。

示談金をいくら払えば許してもらえるかという点については、いくら高額の示談金を提示しても受け入れてもらえないケースもあるため、一概にはいえません。

ただ、今回のようなケースですと、実際に盗んだ現金2万円以上に、被害者に精神的苦痛を与えたということはないようですので、相場としては2万円から5万円程度になるのではないかと思われます。

もし示談を行う場合には、弁護士に相談し、後に問題を残さない示談書を作成されることをお勧めします。

 

 

お悩み別解決方法

  • 自首を考えている
  • 逮捕・勾留されたくない
  • 前科をつけたくない
  • 示談してほしい
  • 告訴されたくない
  • 執行猶予をつけたい
  • 釈放・保釈してほしい
  • 今すぐ面会・差入れしてほしい
  • 会社・学校に知られたくない
  • 資格や職業を制限されたくない
  • 無実である
  • テレビや新聞で報道されたくない
  なぜ弁護士選びが重要なのか

  裁判では99%が有罪   WEB予約はこちら