詐欺に関する質問③

学校規定の靴下を履かなかったら、靴下を買わされた。お金を返す義務はある?

高二の学生です。僕の学校では学校規定の靴下を履かなくては行けないのですが、誤って違う靴下を履いてしまいました。

それを発見した先生が僕を購買に連れていき、無理やり僕にお金を貸してあげるからと、僕の名前を領収書に書いて靴下を買われました。

ぼくは領収書に名前を書くことに対して認めていません。

これは違法ではないのですか?また、お金を返す義務はありますか?

弁護士の回答

ご相談の件につきましては、詐欺罪ではなく、強要罪(刑法223条1項)が問題となりえますが、成立の見込みは高くはないと考えられます。

強要罪は、①生命、身体、自由、名誉若しくは財産に対し害を加える旨を告知して脅迫し、又は暴行を用いて、②人に義務のないことを行わせ、又は権利の行使を妨害した場合に成立することになります。

今回のお話ですと、教師の方が相談者様に対し、どういった内容の発言をされたかが不明ですので、確実なことは申し上げられませんが、仮に教師の方が体罰などを加えたなどの事情があれば①は満たすことになります。

ただし、相談者様の学校では靴下について特定の物を着用する旨の校則があるかと思われます。

これに反する靴下を着用していたとのことで、校則違反の状態を是正するためにやったことであれば、「義務のないことを行わせ」たとまではいえないと考えられます。

そのため、②を充足するとはいえない可能性が高いでしょう。

そして、実際にお金を返さなければならないかどうかについては、購入させられた靴下が実際に相談者様の手元にある以上、対価としてお金を支払う必要は生じます。

教師の方にお金を立て替えてもらっているのであれば、教師の方からお金を返すよう求められた場合、これに応じる義務があると言わざるを得ません。

 

 

お金を貸したら返してくれない時、被害届を出せば警察は動いてくれる?

知り合いにお金を先月貸して、今月の17日が給料日と言ってたにも関わらずまだ支払ってくれないんですけど、被害届を出せば警察は動いてくれますか?

弁護士の回答

ご相談の件につきまして、いつ頃にどういった経緯でいくらのお金を貸したのか、いつまでに返すと約束したのか、などといった点についての詳細が不明ですので、明確な回答はできかねますが、一般論として、個人間のお金の貸し借りにつきましては、民事の問題ということで、警察が介入してくる可能性は極めて低いと考えられます。

詐欺罪での立件を視野に入れたいとお考えかもしれませんが、詐欺罪が成立するには欺罔行為、すなわち交付の判断の基礎となる重要な事項を偽ることを行い、相手を騙してお金などを支払わせた場合に成立します。

相談者様のお話を前提とする限り、知り合いの方からお金を騙し取られたというわけではなく、貸してほしいと頼まれてそのとおりお金を貸したに過ぎず、欺罔行為があったとは考え難いところかと思われます。

そのため、警察もなかなか動かない可能性が高いでしょう。

その場合、民事上の貸金返還請求を行うことになります。

弁護士に依頼し、お金を貸したことに関する証拠を集めることで、勝訴の可能性は高まりますので、ご不安の際は一度ぜひ弁護士に相談されることをお勧めいたします。

 

 

詐欺するつもりもなく返済期限を伸ばしたい。どうしたらいいですか?

3週間前に、ネットの友達から75万借りました。

正直、為替などの仕事で、あの時は余裕もあって、金利倍に払いますって約束しまいました。返済期限は1週間です。

そのあと、仕事上手く行ってなくて、財産全部なくなりまし。相手にまだ返せなくて、元金と金利215万言われました。今お金全くありません。

でもこれから立ち直って、必ず返しますと約束しました。

毎日メールきていますので、色々脅されたので、返済期限1週間とか、3日間とか言われて、怖いから、はいって返事しました。

正直今手元にまだお金入ってないので、期限もう少し伸ばしたいですが、どうしたらいいですか?

詐欺って言われましたけど、本当に騙す何て考えたことないです。必ず返しますっていつも思っております。宜しくお願い致します。

弁護士の回答

結論から申し上げますと、詐欺罪は成立しない可能性が高いといえます。

詐欺罪が成立するには、①相手に対し嘘を言うなどして(欺罔行為)、②①の行為により相手が騙された状態で(錯誤)③お金などを支払わせ(交付行為)④相手に損害を生じさせたこと(財産上の損害)が必要となります。

返すつもりがないのに「必ず返す」と嘘をついて、お金を貸してほしいと伝え、お金を受け取った場合は、詐欺罪が成立する可能性がありますが、返すつもりで借りたのであれば、相手に対し嘘を言ったわけではないため、詐欺罪は成立しないといえます。

返済が難しいのであれば、事情を丁寧に説明した上で謝罪し、返済を猶予してもらうしかないでしょう。

とはいえ、いずれは返さなければならないお金であることは間違いないので、これ以上のトラブルを避けるためにも、なるべく早めに返済をされることをおすすめいたします。

 

 

前借りしたお金を返済できずに怖くて逃げてしまったら、詐欺罪?

これは 私の友人が私に話してきたお話です。

急遽お金が必要になり4年前にチャットレディをしていた時の給料を払ってくれていた男性とたまたま連絡を取る形になり、また、チャットレディをしないか?と言われ、友達はお金に困っていたのでしようと思いましたが、アプリの不都合でできなくなりました。

その日にお金が必要で、相談した相手がその給料をくれていた人でした。

そうすると友達は前借りで1万5千円を借りたいという話をして最初は男性もチャットレディしてその日の給料から3割づつ引いていくよと言うことになり成立したのですが、なんやかんやで露出をしてなど要求が酷くなり友達は嫌気がさしていました。

でもさすがにお金が必要だったので了承していたのですが、次々に要求がどんどん激しくなりついには、エッチをしてその動画を撮るということになりました。

これは保険として撮るよ、その代わりお金を貸すという形になり、もし返さなかったらこれをチャットレディで流すからね?と言われ、友達は返す気だったので、大丈夫と言ってお金を借りました。

ですがチャットレディができなくなり返す方法が分からず、体をその人に売ることしか出来ないのかと思い怖くてその人をブロックしていまい逃げてしまいました。

そしたらその人から被害届出すよ 警察に相談するから留置所行きだよ?とか言われていて怖いです。

どうしたらいいのか返したい気持ちは山々ですが仕事をしてなくて今手元にお金がありません。

これは女の方は詐欺罪などに当たりますか?

弁護士の回答

結論から申し上げますと、女性の方に詐欺罪が成立する可能性は低いと思われます。

詐欺罪が成立するには、①相手を欺くこと(欺罔行為)、すなわち交付の判断の基礎となる重要な事項について偽ること②①により相手方が錯誤に陥ったこと③相手方が財産を交付したこと④相手方に損害が発生したことの4点が必要となります。

今回の場合、問題になるのは①であると考えられます。

①については、例えば最初からお金を返すつもりが全くないにもかかわらず、お金を必ず返すと嘘をついてお金を借りようとする場合がこれに当たります。

お金を返すつもりがないと分かっていれば、通常であればお金を貸すはずはありませんので、お金を返すつもりがあるかどうかというのは、実際にお金を貸すかどうかを判断する上で極めて重要な事柄であるといえます。

このことについて嘘をつくのが、詐欺罪において問題となる「欺罔行為」に該当するのです。

今回のお話ですと、女性の方と相手方との間には、女性が1万5000円を借り、チャットレディとしての給料から3割ずつ天引きする形で返済していくという合意が成立していることになります。

女性の方が、実際にその後もチャットレディとして給料を稼ぎ、天引きでの返済が一部でもなされていたのであれば、返すつもりが初めからなかったとは言えないと考えられますから、欺罔行為を行ったとは評価されない可能性が高いと考えられます。

そうであれば、①の要件を満たさないことになるため、詐欺罪は成立しないと考えられます。

むしろ、相手方の行為は、性行為の動画を撮影し、お金を返さなければその動画を公開すると発言しているとのことですから、恐喝未遂罪(刑法250条、249条1項)に該当する可能性があります。

恐喝罪の成立要件である「恐喝」とは、人の生命・身体・財産・名誉等に対し害悪を加える旨の告知を行うことを指します。

今回のお話ですと、性行為の動画を公開するとの発言は、女性の方の名誉等に対して害悪を加えることを告知していると評価できると考えられます。

不安に思われるようでしたら、メッセージでのやり取りや電話の録音などを用意して、一度警察に相談に行き対応してもらうことも視野に入れるべきでしょう。

女性の方にとって不利に扱われる可能性は低い事案であるかと思いますので、警察に行って逮捕されたらどうしようなどという心配はあまりしなくてもよいかと思われます。

 

 

借りたお金を返す意思があっても詐欺罪になるのですか?

2月下旬に知人から8万円をかりて、3月15日に返す予定で色々体調不良などで仕事いけなく振込を今まだしてなくて、明後日の27日に振込するといっても、弁護士にメールのやり取りみせたら詐欺罪成立するから被害届だす、訴えるといわれています。

返す意思があっても詐欺罪になるのですか?

弁護士の回答

結論から申し上げますと、返す意思があるのであれば詐欺罪(刑法246条1項)は成立しません。

詐欺罪が成立するには、①相手を欺くこと(欺罔行為)、すなわち交付の判断の基礎となる重要な事項について偽ること②①により相手方が錯誤に陥ったこと③相手方が財産を交付したこと④相手方に損害が発生したことの4点が必要となります。

今回の場合、特に問題になるのは①であると考えられます。

①については、例えば最初からお金を返すつもりが全くないにもかかわらず、「お金を必ず返す」などと嘘をついてお金を借りようとする場合がこれに当たります。

通常、お金を返すつもりがないと分かっていれば、そのような人にお金を貸すはずはありませんので、お金を返すつもりがあるかどうかというのは、実際にお金を貸すかどうかを判断する上で極めて重要な事柄であるといえます。

このことについて嘘をつくのが、詐欺罪において問題となる「欺罔行為」に該当するのです。

仮に、相談者様にもともとお金を返すつもりが全くなかったのであれば、詐欺罪に該当する可能性もありますが、そうではなかったのであれば、相談者様は何の嘘もつかずにお金を借りていることになりますので、詐欺罪には該当しません。

お金を返すことを前提とした言動をこれまでに取っており、その証拠がメッセージでのやり取り等で残っていれば、最初から返すつもりがなかったというわけではないことを示す証拠になり、詐欺罪の成立を否定する事情になると思われますので、不安であればそういったやり取りを残しておくとよいと思われます。

とはいえ、今後のトラブルを避けるためにも、借りたお金はなるべく早めに返すことを心がけた方がよろしいかと思います。

今回は体調不良でやむを得ない事情があったことも確かですので、事情についてはきちんと説明をしつつ、誠意を持った対応をなさってください。

 

 

借りたお金を返せない状況です。罪にとわれますか?

LINEでやりとりした方にお金を借りましたが、私の操作ミスで連絡が取れません。

もう一人の方にも借りているのですが、お金がなくて返せない状況です。罪にとわれますか?

弁護士の回答

結論から申し上げますと、相談者様に詐欺罪が成立する可能性は低いと思われます。

詐欺罪が成立するには、①相手を欺くこと(欺罔行為)、すなわち交付の判断の基礎となる重要な事項について偽ること②①により相手方が錯誤に陥ったこと③相手方が財産を交付したこと④相手方に損害が発生したことの4点が必要となります。

今回の場合、問題になるのは①であると考えられます。

①については、例えば最初からお金を返すつもりが全くないにもかかわらず、お金を必ず返すと嘘をついてお金を借りようとする場合がこれに当たります。

お金を返すつもりがないと分かっていれば、通常であればお金を貸すはずはありませんので、お金を返すつもりがあるかどうかというのは、実際にお金を貸すかどうかを判断する上で極めて重要な事柄であるといえます。

このことについて嘘をつくのが、詐欺罪において問題となる「欺罔行為」に該当するのです。

今回の場合、相談者様にもともとお金を返すつもりが全くなかったのであれば、詐欺罪に該当する可能性もありますが、そうではなかったのであれば詐欺罪には該当しません。

今までに一部でも返済をしていた、返済を猶予してもらうよう申し入れた等、お金を返すことを前提とした言動をこれまでに取っており、その証拠がメッセージでのやり取り等で残っていれば、最初から返すつもりがなかったというわけではないことを示す証拠になり、詐欺罪の成立を否定する事情になると思われますので、不安であればそういったやり取りを残しておくとよいでしょう。

とはいえ、借りたお金を返さないのであれば、民事上の貸金返還請求を受ける可能性もあります。

少額の借金であれば、裁判をする費用の方が高くついてしまいますので、訴訟にまで発展する可能性は高くはないと思われますが、いずれにせよ、可能な限り早めにお金を返されることをお勧めいたします。

 


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