詐欺に関する質問

質問①

融資を目的としキャッシュカードを送付してしまいました。口座があれば融資、返済が可能と言われた為です。

そのカードは結果的に詐欺に使用されてしまいました。銀行から連絡を受け、そのままの足で警察に事情を話に行きました。

後日、任意の事情聴取を数回受けて終わったところです。

質問①任意なのに指紋や写真、DNAの採取は必要だったのか。
質問②身元引受人を用意しろとしつこく電話してくる。
質問③キャッシュカードを送って犯罪に使われたのは反省してますが、送ってはいけない事は本当に知らなかったと言ったら「大人としての常識。本当は知ってたんでしょ」と言われて調書に知ってた旨を書かれていました。強要には当たらないのか?

これについてお知恵を貸して頂けたらとおもいます。 宜しくお願い致します。

 

弁護士の回答

刑事無料メール相談のご利用ありがとうございます。当事務所の刑事弁護士が回答いたします。

①任意なのに指紋や写真、DNAの採取は必要だったのか?

任意ですから、指紋・写真・DNA全て、拒否することは可能です。
しかしながら、あなたの行為は詐欺幇助に当たる可能性があり、拒否をしすぎると、逮捕・勾留される可能性があります。
その意味では、拒否せず従うのも一つの選択肢としては不当ではありません。

②身元引受人を用意しろとしつこく電話してくる。

身元引受人がいないとなると、逮捕する必要性が高いことになります。その意味で、質問①と同様、従う方が望ましい場合があります。

③キャッシュカードを送って犯罪に使われたのは反省してますが、送ってはいけない事は本当に知らなかったと言ったら「大人としての常識。本当は知ってたんでしょ」と言われて調書に知ってた旨を書かれていました。強要には当たらないのか?

調書に書くべきではありませんでした。調書はあなたの認識を書くものですから、取調官の発言に乗せられるべきではありませんでした。
事前に刑事弁護士に相談に行かれておくべきだったと思います。
ただ、強要に当たるかといえば、(実際には当たるような行為があったのかもしれませんが)立証は不可能に近いでしょう。
今後、捜査が継続するようであれば、早急に弁護士の元に相談に行き、今後の対応をしっかり決めていくことをお勧めします。
当事務所は、初回相談無料となっておりますから、お気軽にご相談ください。

 

 

質問②

詐欺被害にあいました。

先日一部ニュースやワイドショー等でも取り上げられた国際ロマンス詐欺です。先日被害届を提出しました。

日本の銀行へ振込んだので、もしかしたら犯人が逮捕されるかもしれません。

それはそれでいいのですが、先日みたいに報道されるのが恐ろしいのです。

家族や友達などに知れる可能性が高く、毎日ビクビクして生活をしています。

警察には報道しないでくださいと伝えたのですが、『報道はしないと警告に繋がらないし、それはわかりません』と言われました。

報道されるのであれば被害届を取り下げようかとも考えます。

報道される事を止める事は出来ないのでしょうか?

 

弁護士の回答

結論から申し上げると、報道を止めることは出来ません。

報道機関による報道は、表現の自由として憲法上の権利として保障されているものであり(憲法21条1項)、被害者の情報をどこまで報道するかは報道機関の裁量次第ということになってしまっています。

殺人事件において、「被害者の実名報道は避けてほしい」と遺族が報道機関に訴えかけていたにもかかわらず、ほとんどの報道機関が実名報道を行なった例もあります。

このような報道機関の報道の仕方には問題提起がされているところではありますが、現時点では報道機関へ報道を止めるよう働きか けても無意味といえるでしょう。

次に、どの程度の情報を報道機関に伝えるかは警察自体の判断に委ねられていることから、警察に働きかけることが選択肢として考えられます。

しかしながら、警察が報道機関に開示する情報を制限する法的手段はありませんし、仮に報道機関に被害者情報を開示しないよう警察と合意したとしても、警察がその合意を守る保障はなく、合意そのものの立証も困難といえるでしょう。

以上述べたとおり、残念ながら報道を止めるために打てる手段はありません。

ただ、殺人事件と違って、詐欺被害者の実名を報道する必要性は感じられませんから、仮に報道機関に相談者の方の実名等が伝えられたとしても、実名報道ということはないのではないでしょうか。

3月4日付の国際ロマンス詐欺の報道における被害者情報は、居住している都道府県や性別、年齢程度であり、個人の特定が出来るようなレベルのものではないように感じます。

もし、そのような情報すら報道されたくないと考えられるのであれば、被害届を取り下げた方がよいかもしれません。

 

 

質問③

知人二人に高額を騙し取られました。主犯をA、共犯をBとします。

発覚したのはBからのカミングアウトでした。

ずっと騙してるのが苦しかったのだが、Aの監視や粘着が怖くて中々言い出せなかったそうです。

完全に詐欺にあたる行為と、脅迫もされたのですがあまり大事にしたくなく話し合いで解決しようとし、3人で返済について話しました。

しかし一向にAが返済してくる様子がないので、さすがに裁判や警察も考え始めたのですが…高額を騙し取られた為、弁護士費用がないのですが裁判費用は相手側に支払って貰えるのでしょうか?

また警察に行く場合、Bも共犯になってしまいますがBの逮捕は望んでいません。

Aのみの逮捕は不可能ですか?

逮捕された場合裁判は難しいのでしょうか?

お金の返済が一番望ましいのですが、その場合どういった方法がベストなのでしょうか?

補足です
・騙されたお金の9割は私からAに振り込んでいます
・残り1割はBに直接手渡ししましたが、それをBからAに振り込んだ証拠はあります
・Bはほんの一部だけもらったそうです
・B自身も私からお金を取れない場合〇〇万円請求するからとAから脅されていた
・今Bは私に協力してくれている
・Aの指示によりBも私を騙していたのも事実

ご回答よろしくお願い致します。

 

弁護士の回答

質問の要旨は

①裁判費用は相手方に支払ってもらえるのか
②Aのみの逮捕は可能か
③お金の返還を受けるための最善の方法は何か

と思われますので、それぞれについて回答させていただきます。

 

①裁判費用は相手方に支払ってもらえるのか

民事裁判の訴訟費用は、敗訴当事者が負担するという判決が出ることが殆どです。
そのため、詐欺的行為によってお金を騙し取られたということが裁判所に認めてもらえれば、訴訟費用を相手方に支払ってもらうことはできます。
ただし、不法行為に基づき損害賠償請求する場合、弁護士費用は、請求認容額の約1割のみが訴訟費用として計算されるというのが通例ですので、その余りの弁護士費用は自己負担しなければなりません。

 

②Aのみの逮捕は可能か

Aのみが逮捕されるということもあり得ますが、Aと一緒にBも逮捕される可能性も十分にあります。
共犯がいる事件であれば、共犯者も逮捕し、口裏合わせや証拠隠滅が出来ないようにして取り調べを行うということがあるからです。
ただし、逮捕するかどうかを決めるにあたっては、「Aについては厳しい処罰を求めるが、Bについては許す。」という被害感情も考慮されます。
そのため、質問者の方がBのみと示談をし、Bを許す意向を警察に示せば、Bの逮捕を避けられる可能性もあります。
共犯者の一部との示談書の作成は、他の共犯者(今回でいうA)への請求権を損なわないようにすることに困難が伴いますので、弁護士への相談をお勧めしています。

 

③お金の返還を受けるための最善の方法は何か

刑事事件とする場合

AやBが逮捕された場合であっても、民事裁判は起こせます。
詐欺によって奪われたお金を取り戻す民事裁判で、一番難しいのは、詐欺を立証するための証拠確保です。
しかし、AやBが逮捕された場合、起訴するかどうかを決めるために、警察や検察官が証拠を集めます。
そして、被害者である質問者の方は、民事裁判で必要な範囲で、証拠を閲覧・謄写することが可能になっています(犯罪被害者等の権利利益の保護を図るための刑事手続きに付随する措置に関する法律3条1項)。
そのため、刑事事件と並行して民事裁判を行う方が、証拠収集という観点からはむしろ楽になります。
他方、金銭の返還を受けるという点では、デメリットもあります。
逮捕されたり、有罪となって前科がついたりすることよって、Aらが現在の仕事を失い、返済能力が無くなることがあるからです。また、実刑となった場合に、返済が不可能になることもあります。
そのため、現在のAの財産状況であったり、本件が実刑相当の事案かどうかであったり、詐欺の立証の難易であったりと、色々なことを考慮した上で,刑事事件にするか否かを決める必要があります。

 

刑事事件にはしない場合

質問者の方が、既に返還を求めている状況ということですが、弁護士が交渉を行うことによって、相手方の対応が変わる可能性があります。
また、示談交渉の中で、刑事告訴をにおわせることで、刑事事件に頼らずに支払いが進む可能性もあります。
それでも相手方が金銭の返還をしないのであれば、仮差押え等の民事保全手続きや刑事告訴等を経て、民事裁判を起こしていくしかありません。

 

本件でどの方法が最善かは、より詳しく話を聞かなければ判断できませんが、何れにせよ、現状のAの対応をお聞きする限り、弁護士が間に入っていかなければ解決しない事案ではないかと思います。

そのため、早期に弁護士に相談されることをお勧めします。

 

 

 


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