児童買春に関する質問②

年齢認証のアプリで出会い、性交渉した相手が未成年だった。情聴取後どうなる?

お世話になります。

先日自宅付近に警察が来られ出勤時に事情聴取を受けました。

マッチングアプリ上で出会った未成年に対価を支払い性交渉を行ったことによるものでした。

身に覚えがあることと、ホテル入り口のカメラ映像から大筋では認めましたが、サイトが年齢認証をしている以上、未成年はいないだろうとの甘さがあり軽率であったと反省し、妻にも話し、サイト類は全て辞めました。

在宅捜査とのことで、先日警察署に出向き調書を取られましたが、今後どうなるのでしょうか。

最悪、離婚や退職も考えており不安な毎日です。

身勝手な相談大変失礼いたします。

よろしくお願いいたします。

 

弁護士の回答

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 ① 今後の流れについて


一般的な事件の流れでは、警察での取り調べが数回実施されたのち、検察官に事件が送致されることになります。

事件の送致を受けた検察官は、証拠を見て、あなたを起訴するかどうかの判断を行いますが、その際に少なくとも1度は検察官にも呼ばれて取り調べを受けることになると思われます。

検察官が起訴をするという判断をした場合、略式手続き(刑事訴訟法461条以下)であれば、検察官から提示される書類に署名押印をした後、裁判所から命じられた罰金を納付することになります。

他方、公開の法廷で裁判を行うということであれば、検察官からは罰金刑ではなく懲役刑が求刑されることが予想されますので、執行猶予を得ることを目指していくことになります。

 

② 成立する犯罪について


本件では児童売春を疑われているものと思われますが、児童売春の罪が成立するためには、①児童等に対し、②対償の供与またはその供与の約束をして、③性交等をすることが必要です。

また、犯罪が成立するためには、犯罪の構成要件(上記①〜③)に該当する事実について認識をしていること、すなわち故意があることも必要になります。

警察が事情聴取に来ている以上、相手方の女性が18歳未満であったことは間違いないのでしょうから、①は満たされます。

また、対価を支払って性交渉をしたことは認め、証拠もあるようですので、②・③も満たされるでしょう。

しかしながら、ご質問の内容からは、相手方の女性が18歳未満であることについて知らなかったということですので、児童売春の故意がないという主張が考えられます。

もっとも、単に「知らなかった」というだけで主張が認められるわけではなく、相手方の女性の風貌や当日までのやり取りから、本当に18歳未満とは考えられなかったと説得的に主張することが必要になるでしょう。

この点について、警察や検察官は、「18歳未満かもしれないと頭をよぎった」とか、「18歳未満かもしれないと思った」とか未必的に故意があったかのような記載を供述調書に入れ込もうとします。

本当に18歳未満であるということを全く疑っていなかったのであれば、そのような供述調書の作成には絶対に応じてはいけません。

一度供述調書に署名押印をしてしまうと、その後その内容について争うことは困難を伴います。

お近くの弁護士に相談した上で、児童売春の故意について争うことを検討されてください。

ただし、ほとんどの都道府県で青少年健全育成条例が定められており、18歳未満の児童と性行為をした場合、18歳未満であると知らなかったことについて過失がある場合にも刑事罰を受けることになっています。

年齢確認をしているサイトであったというだけでは、過失がなかったという主張はなかなか認められないと思われますので、青少年健全育成条例違反の罪で処罰を受ける可能性はあるでしょう。

弁護士を通じて、児童と示談をすることによって、不起訴処分となる可能性を上げることができますので、お近くの弁護士にご相談されてはいかがでしょうか。

 

 

年齢認証有の出会い系サイトで援助交際。もし未成年だったら、こちらにも過失がある?

先日年齢認証ありの出会い系サイトで援助交際を行なってしまいました。

金銭を渡して性行為を行ったのですが、サイト内のプロフィールでは年齢の項目が「20歳半ば」と設定されていて、事前のメールでのやり取りでも26歳と答えたので、さすがに18歳未満の子が10歳近く年齢を上に偽ることはあり得ないだろうと判断し、会うに至りました。

会った時の外見も年齢相応に見えましたし、職場での言葉遣いの話をしたりして、すでに社会人として色々経験されてるように思いました。

しかし、後になって公的書類まで確認すべきであったと後悔し、もしその相手が実は18歳未満であったらどうしようと今更ながらに不安になってきました。

上記の場合、年齢確認が不十分であったことをもって、過失あり(故意がないとはいいきれない)と判断されてしまうのでしょうか。

 

弁護士の回答

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ご質問の内容を見る限り、相手の女性が18歳未満である可能性はそれほど高くないと思われますので、考えすぎではないでしょうか。

その上で、以下では、仮に相手の女性が18歳未満であった場合のことについてお伝えします。

児童売春については、過失犯を処罰する規定がありませんので、相手の女性が18歳未満であったことについて少なくとも未必の故意(18歳未満かもしれないけど、それでも構わないという程度の認識)が必要です。

ご質問の内容では、相手の女性から直接やり取りの中で18歳未満であることを聞いているわけでもありませんし、そのほかに明らかに18歳未満であると疑って然るべき事情がなければ、故意がなかったという主張を維持することは可能でしょう。

もっとも、相手の女性が18歳未満であった場合、捜査機関はあらゆる手を使って故意があったことを基礎づけるような供述調書を作成しようとするおそれがありますので、注意が必要です。

故意が認められなかったとして、18歳未満であると知らなかったことにつき過失がある場合には青少年健全育成条例違反の罪に該当します。

公的な身分証明証で確認することが必須というわけではありませんが、自分の感覚やサイトでの登録年齢を信じただけであれば、やはり過失が認定される可能性はあるといわざるを得ません。

 

 

家出した未成年に「泊めてあげるから性行為をしよう」と約束。逮捕されますか?

Twitterで知り合った家出をしている未成年と泊めてあげるから性行為をしようと話になりました。

しかし補導されたため会ってもいないのですが逮捕されますか?

 

弁護士の回答

結論から申し上げますと、逮捕される可能性もあると言えます。

今回のケースでは、相談者様は未成年者である相手の方に対し、泊めてあげるという形で「誘惑」をしており、これを用いて相手の方を「自己の実力的支配下」である自宅に招き入れようとされているので、未成年者誘拐未遂(刑法224条、228条)が成立する可能性があります。

なお、相手が未成年とのことで、具体的に何歳なのか不明ではありますが、仮に18歳未満の「児童」との間で、家出している状態の児童を家に泊め、その見返りとして性行為を行った場合、児童買春に該当する可能性があります(児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律第4条)。

しかし、児童買春の罪には未遂犯の処罰規定がありませんので、ツイッター上でのやり取りにとどまっており、実際に性行為に至っていない以上、児童買春は成立しないことになります。

以上の通り、相談者様の行為は、刑法上の未成年者誘拐未遂に当たる可能性がある行為であると言えます。

そして、今回は相手の方が補導されており、警察に相談者様とのやり取りのことについて話した可能性もないとは言えません。

そのような場合、捜査機関による捜査が進展すれば、逮捕される可能性も否定できないと言えるでしょう。

捜査機関が既に認知している場合、警察に自首したとしても、自首として扱ってもらえない可能性はあります。

しかし、反省の意を示し、二度としないとの意思表明をすること、及び相手の方のご家族との関係で示談を成立させることにより、最終的に不起訴として処理されることもあり得ます。

そのためには、弁護士に依頼するなどして、今後の対応を迅速に行うことが必要になります。

ですので、可能な限り早期に弁護士に相談することをおすすめします。

 

 


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