公然わいせつについて


公然わいせつとは何か

公共の場のイメージ画像「公然」とは、不特定または多数の人が認識することのできる状態のことを指し、公園や駅構内、路上などがこれに当たります。

「わいせつ」とは、徒に性欲を興奮または刺激させ、かつ、普通人の正常な性的羞恥心を害し、善良な性的道義観念に反するものをいうとされています。

定義は難しいですが、要は、他者に見せるべきでない性的なものを他者から見られうる場所で露呈してはいけない、ということです。典型的な例としては、路上で陰部を露出する行為が挙げられますが、その他にも、ストリップガールが多数の観客の前で陰部を露出する行為や、カップルが公共空間で行う性行為も含まれます。

解説する弁護士のイメージイラスト刑法第174条は、「公然とわいせつな行為をした者は、6月以下の懲役若しくは30万円以下の罰金又は拘留若しくは科料に処する。」と規定しています。これが公然わいせつ罪です。なお、類似する犯罪類型として、13歳以上の男女に対し、暴行や脅迫を用いてわいせつな行為を罰する強制わいせつ罪があります。暴行・脅迫をされわいせつ行為を受けた特定の被害者がいる点が、公然わいせつ罪との違いです。

強制わいせつ罪についてはこちらのページをご覧下さい。

 

弁護活動の方針

公然わいせつ行為を認める場合

公然わいせつ行為を認める場合、逮捕されないための迅速な弁護活動が重要となります。といいますのも、公然わいせつ行為が捜査機関に発覚した場合に逮捕に踏み切る割合は、4割程度といわれていて、弁護活動次第で、逮捕されてしまうことも、逮捕を免れることもあるからです。

噂のイメージイラスト逮捕されてしまえば、その後の勾留期間も含めると最大23日の身体拘束を受けることとなり、会社に公然わいせつ行為が知れ渡るリスクや、解雇を言い渡されるリスクが大幅に増加してしまうのです。

逮捕されないために重要なのは、公然わいせつ行為を見た被害者に対して謝罪し、示談をすることです。警察官・検察官は、逮捕するかどうか、さらには起訴するかどうかを判断する際に、示談が成立しているかに着目します。示談が成立していれば、公然わいせつ行為を処罰する必要がなくなり、逮捕せずに終わることが多いのです。

なお、逮捕されないからといって、当然に起訴されないというわけではありません。示談成立を理由に逮捕しない判断に至ったケースについては、起訴されないことが多いですが、単純に逃亡のおそれがない等の理由で逮捕されないこともあります。そのような場合、起訴されてしまうと前科がついてしまいますので、やはり起訴される前に弁護士を選任し、示談をすることが重要です。

弁護士牟田口裕史画像示談をするためには、被害者と接触する機会を持つ必要があります。ですが、検察官は、被疑者には被害者の名前や住所を教えることはありません。検察官から被害者の名前や住所を教えてもらい示談交渉をできるのは、被疑者が依頼した弁護士です。弁護士が、迅速に被害者のもとを訪れ、示談を成立させる必要があります。弁護士の技量と熱意によって、示談の成立は大きく影響を受けますから、刑事事件に特化した弁護士を選任することが重要となります。

また、逮捕後であっても、示談が成立すれば、早期に釈放される可能性が高まります。そして起訴後であっても、示談が成立すれば、執行猶予がつく可能性が高まります。ですので、逮捕後や起訴後も、示談交渉は重要です。逮捕後や起訴後についても、選任した弁護士の技量と熱意がものをいうということです。

 

公然わいせつ行為を認めない場合

公然わいせつ行為を認めず、無罪を主張する場合、公然わいせつ行為をしていないことを示す証拠を、豊富に収集することが重要となります。

暗い夜道のイメージ画像「被疑者(被告人)がいきなりズボンを下げて下半身を見せてきました」等と述べる被害者供述がある場合、目撃者と被疑者の立ち位置や当時の照明の状況から、①暗闇の中で、ズボンを下げるのが真に見えたのか、仮に見えるとしても、②ズボンを下げた犯人は真に被疑者なのか等を争うべく、各種の再現実験を行い、目撃者供述が信用できないことを示したり、被疑者に、公然わいせつの性向が全く無く、冤罪の可能性が極めて高いことを示したりすることが、一例として考えられます。

弁護士の技量と熱意によって、証拠の収集力は大きく異なりますから、刑事事件に特化した弁護士を選任することが重要となります。

まずは当事務所にお気軽にご相談ください。

 

 

  

 

 

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